4種類の傾斜地での打ち方
2022/11/21
みなさん、こんにちは。SWING24/7東神奈川店の西です。
先日会員様からこういった声がありました。
「練習場ではうまく打てるのにコースだと傾斜があって難しい。。。。」
その通りですね。しかも練習場のマットは滑るので多少ダフっても球が飛んでいきますが、コースではそういうわけにはいきません。
そこで今日は4種類のコースでの打ち方について書いていこうと思います。
4種類とは
「つま先上がり」
「つま先下がり」
「左足上がり」
「左足下がり」
〇つま先上がり
難易度 比較的やさしい
出やすいショット フックボール
<特徴>
つま先上がりのライですが、比較的簡単なライです。
フックボールが出やすいのが特徴ですので、普段からフックボールが出やすいという方は注意が必要かも知れません。
ただ、ミスが出る時はスライスが多いという方は、むしろスライスが出にくいライなので、思い切って打ってゆけると思います。
<対策>
①前傾姿勢を浅くする
構え方の基本ですが、傾斜に合わせて、前傾姿勢を浅くして構えるのがポイントになります。
傾斜がきつくなるほど、前傾姿勢を浅くします。
②クラブを短く持つ
クラブはいつも通りに握っていただいても結構です。
ただ、この傾斜はフックボールが出やすいので、フックが出るという方の場合は、クラブをほんの少し(数センチ程度)短く握ると、フックボールを抑制する効果がありますので、そういった方法を試してみてもいいかも知れません。
③ボールの位置はいつもと同じかボール1個分程度右
いつもとは違うライ、悪いライからは打つ際の基本的な考え方として、ボールを少し右に置くということがポイントになると思います。
その方がボールをクリーンに打ちやすくなります。
ただし、普段からフックボールやドローボールを打っている方の場合は、いつもと同じボールの位置で構いません。
そういった方がこのライでボールを右に置いてしまうと、フックボールが悪化することがありますので。
④少し右を狙って打つ
このライからはフックボールが出やすいです。毎回そういったフックボール系のショットが出るような場合は、予めフックボールが出ることを予測して、少し右を狙うのも良い方法だと思います。
ちなみに傾斜がきついほどボールはフックしやすく、曲がり幅も大きくなりますので、それを予測して構える必要があります。
〇つま先下がり
難易度 やや難しい
出やすいショット スライス
<特徴>
つま先下がりのライは、先ほどのつま先上がりに比べると、ボールが少し遠くなる分、少し難しいショットになります。
このライからはスライスが出やすいのが特徴です。
また、飛距離を出すのが難しいショットになりますので、状況に応じて、番手は1つか2つ上げて打つ必要があると思います。
<対策>
①お尻を後ろに出してバランスを取る
②膝を深めに曲げる
つま先下がりのライは、ボールが足の位置よりも低いところにありますので、前傾姿勢は深めになります。
その際、お尻を後ろに突き出すようにしてバランスと取ることと、膝をいつもよりも深めに曲げることがポイントになります。
私がゴルフ始めたての頃親切なキャディさんが、空気椅子をするくらい膝を曲げて後ろ重心にした方がいいと言われました。
③ボールの位置はいつもと同じかボール1個分程度右
このライも先ほどと一緒で、ボールをいつもよりも少し(ボール半分から1個程度)右に置くのがオススメと言われていますが、私はいつもと同じ位置から打ってます。
④少し左を狙って打つ
このつま先下がりのライからは、どうしてもスライスが出やすくなります。
ですので、最初からスライスを予測して少し左を狙って打つのが大切です。
どの位左を狙うかは、傾斜にもよります。傾斜がきつければ、その分だけボールはスライスしやすくなりますので、いつもよりさらに左を狙う必要があります。
勿論、スライスが出ないように打つこともできるのですが、あえて、逆らわずにスライスを打った方が大きなミスは出にくいかも知れません。
〇左足上がり
難易度 比較的やさしい
出やすいショット プッシュアウトかスライス
<特徴>
左足上がりのライ(右利きの方の場合)ですが、この4つの傾斜の中では、比較的やさしいライになります。
この傾斜の特徴は、ショットの弾道がいつもよりも高くなること、右足に体重が残りやすく、そのため、プッシュアウトやスライスが出やすいということになります。
ショットの弾道が高くなることで、飛距離も落ちますので、状況に応じて、番手を1つ、もしくは2つ上げて打ちます。
ただ、比較的ボールをクリーンに打ちやすいライですので、思い切って打ってゆけると思います。
<対策>
①傾斜に沿って構える
左足上がりのライからのショットのコツですが、傾斜に逆らわず、傾斜に沿って構えるということになります。
構える際、両肩を結んだライン、腰のラインが斜面と平行になるような意識にすると、傾斜に沿って構えることができると思います。
この傾斜に沿って構えるということがこのライから安定したショットを打つための最大のポイントになると思います。
②ボールの位置の選択肢
ボールの位置ですが、いつもの位置でも構いません。
ただ、プロの中には、ボールはいつもよりも右に置いて構える人や、反対にいつもよりも左に置いて構える人もいます。
もし、このライからプッシュアウト(右に真っすぐ飛ぶミス)が多い方は、ボールをいつもよりもボール半個分左に置くといいかも知れません。
反対に引っ掛け(左に真っすぐ飛ぶミス)が多い方は、ボールをいつもよりボール半個分右に置くといいかと思います。
③ハンドファーストに構える
このライからよくやってしまうミスの1つがすくい打ちになります。
すくい打ちをやってしまうと、ボールが高く上がり過ぎて飛距離の出ないショットになりやすいです。
ですので、そうならないためにも、アドレスの時点でハンドファーストに構えることが大切になってきます。
③体重は右足に多めにかける
こういった傾斜だと、傾斜に逆らって立ってしまいたくなりますが、それをやってしまうと、ヘッドがこの場合は上から鋭角に入りやすく、ミスしやすくなってしまいます。
そうならないために傾斜に沿って構えることが大切になってきます。
〇左足下がり
難易度 難しい
出やすいショット 引っ掛け
<特徴>
左足下がりのライはかなり難しいショットになります。
アマチュアゴルファーにとっては一番難しいライだと思います。
このライからは普段よりもショットの弾道が低くなりやすく、また、このライは引っ掛けが出やすいライでもあります。
この左足下がりライはボールをクリーンにとらえにくく、トップ、またはダフリが出やすいライです。
また、ショットは低く出るので、飛距離も伸びそうですが、バランスを取るのが難しいライでコンパクトなスイングをしてゆく必要があります。
まず正確にコンタクトすることが難しいので、「飛ばす」「グリーンに乗せる」ということを無理にしないことです。
①傾斜に沿って構える
左足下がりのライを苦手にしている方は、斜面に逆らって立とうとされることが多いです。
ただ、斜面に逆らって立つと、斜面に沿ってスイングすることができず、ボールをクリーンにとらえることがとても難しくなります。
コツは、斜面に沿って構えるということになります。
斜面に沿って立つには、両肩のラインや腰のラインが斜面と平行になるような意識で構えます。
②ボールの位置はいつもよりも右に
ボールの位置ですが、ボールをよりクリーンにとらえたいので、いつもよりボール半個、またはボール1個分程度、右に置きます。
また、このライからは引っ掛けが出やすいわけですが、ボールをいつもよりも右に置くことで引っ掛けを予防する効果もあります。
③体重は左足に多めにかける
傾斜に逆らわず、傾斜に沿って立つと左足に多めに体重がかかる形になるかと思いますが、その形で結構です。イメージはフィニッシュで右足が一歩踏み出るくらいでいいと思います。この時スエーしやすいのでちゃんと身体の回転で打つことが大切です。
いかがでしょうか?
私自身ラウンド中気を遣う傾斜が、「つま先下がり」と「左足下がり」です。
それはショットもそうですが、アプローチの時にこの2つの傾斜はかなり難しくなってしまいます。
ですので、グリーンを狙うとき、この辺も気を付けることがスコアメイクにつながります。
ぜひ参考にしてみてください。
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